健康診断・糖尿病治療
大切なペットの健康維持、
病気の早期発見・
早期治療のために
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当院ではペットの健康診断を行っております。
家族の一員であるペットの健康維持、病気の早期発見・早期治療のためには、健康診断が欠かせません。
健康診断で早期発見することにより、早めの治療で健康を維持したペットがたくさんいます。
家族として⻑い年月を一緒に過ごせるように、定期的に受診することをおすすめします。
※事前のご予約をお願いいたします。 -
主な健診内容
- 糞便検査
- 尿検査
- 血液検査
- レントゲン
- 耳・⻭の簡単チェック
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各コースのご案内
ペットの年齢や状態に合わせた検診をしていますので、お気軽にご相談ください。
血液検査では貧血、また肝臓・腎臓・糖尿などの異常をチェックします。レントゲン・超音波・心電図検査は骨や内臓、心臓の動きなどの状態をチェックします。
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健康診断の内容(一例)
健康診断 - 甲状腺ホルモン検査
- 生化学血液検査(内臓の機能をチェック)
- レントゲン(心臓の大きさをチェック/膀胱結石などをチェック/レントゲン胸部/心電図)
※料金はペットによって変わる場合がございますので、詳細はお問い合わせください。
※異常があった場合の再検査および説明相談は別途料金が必要となります。 -
診断・受診に関してのご注意事項
- 健康診断当日の朝は、ご飯をあげないようにしてください。(お水はOKです)
- 超音波検査は腹部と胸部の毛刈りが必要となります。
- 事前のご予約をお願いいたします。
糖尿病治療
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糖尿病は名称の通り、尿に糖が混ざる疾患です。
人間もペットも、飲食物から摂った成分を消化して糖に変換し、活動のエネルギーにするために細胞内に取り込む機能を持っています。
通常であれば、糖は腸で一旦吸収されたあと、血液の中に含まれて全身をめぐります。この血液中の糖を細胞に取り込む役目を持つのが、インスリンというホルモンです。
糖尿病になった場合、インスリンが糖を取り込む作用が弱くなったり、分泌量が減ったりするため、血液の中の糖を細胞に取り込む量が少なくなり、結果的に血糖値が上がります。
すると糖が尿と一緒に排出されてしまいます。これが、糖尿病になったときに尿に糖が混ざるメカニズムです。 -
主な症状
症状はさまざまですが、ほとんどの子が、尿量が増えて、水を飲む量が増えます。他の代表的な症状には、
- 痩せてくる
- 嘔吐
- 食欲が増える
- 後ろ足がおかしい(ネコちゃん)
- 食欲が減る
代表的な併発疾患
- 尿路感染症
- 網膜障害
- 腎臓病
- 肝臓病
- 白内障(特にワンちゃん)
- 後肢の虚弱(ネコちゃん)
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当院での治療
当院の糖尿病治療は、注射を用いたインスリン補充療法と食事療法を主体として取り組んでいます。
治療開始時には数時間ごとに血糖値を確認して必要なインスリンの量を検討するため、数日は入院していただく必要があります。
インスリンの量が明確になった後は通院治療に移行し、ご自宅などで飼主様にインスリン注射を行っていただきます。
また、「食欲が低下している」、「元気が無い」という場合には、入院による集中治療で、点滴や投薬、インスリン注射などを行います。その後、状態が安定すればインスリンの量を決定する検査を行ったあと、通院治療に移行します。 -
ご自宅での看護ポイント
飼主様にとって、病気のペットたちを看護することはつらい面もあることでしょう。とはいえ、血糖値のコントロールができていれば、ワンちゃんやネコちゃんたちも元気に暮らすことができます。
面倒かとは思いますが、数値や状態を記録しながら看護に取り組まれるように、当院ではアドバイスしています。
日々記録を取っていれば、ワンちゃんやネコちゃんの体調の変化にも気づきやすくなりますし、動物病院としても適切な治療を提供しやすくなります。
「記録」と言っても、要点さえ押さえられていればメモ程度で構いませんので、あまりストレスにならない程度に取り組んでください。 -
CHECKPOINT
毎日の変化に気づくために
記録をしっかり残しておきましょう- 食事関連:時間やフードの種類、食べた量等
- 体重
- 飲水関連:1日に飲んだ水の量
- インスリン注射関連:時間、投与量等
- 排尿関連:回数・量・色等
- 血糖測定値:時間、血糖値
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いつでもご自宅で検査にできる小型センサー
(FreeStyleリブレ)糖尿病治療としてインスリンを投与する際、適切な量を決めるには、インスリンの投与後の血糖値の変化を詳しく調べる必要があります。ただ、その変化は2時間おきなどかなり細かな間隔で測らなければならず、ペットに負担をかけることになってしまいます。
そこで当院では「FreeStyleリブレ」という装置を導入しています。ペットの身体にセンサーをつけることで、専用のリーダーを近づけるだけでご自宅でも簡単に血糖値を測れるようになります。装着前に毛刈りをする必要はありますが、採血の必要がなくなりますのでペットへの負担はかなり軽くなります。 -
CHECKPOINT
FreeStyleリブレProシステムの特徴
- 採血が不要
- 装着が簡単
- 2週間ごとの使い捨てタイプ
- 痛みがなくペットへの負担が少ない
- 現在と過去の血糖値をスピーディに確認できる
- 24時間いつでも低血糖を把握できる